2026年7月31日(金)、名古屋・栄のナディアパークにて、3D Gaussian Splatting(3DGS)とXGRIDSをテーマにした体験型イベント「XGRIDS Nagoya Meetup 2026」を開催しました。当日は、建築・製造・測量・XR・CG・ロボット開発など、さまざまな分野から多くの皆さまにご参加いただきました。ご来場いただいた皆さま、ご登壇・ご出展いただいた皆さま、誠にありがとうございました。今回のイベントでは、XGRIDS製品による現実空間のスキャンやLCCでの3DGS生成だけでなく、ブラウザ上のメタバース、Apple Vision Pro、Meta Quest 3、Unity、ロボットなど、生成した3DGSデータをどのように活用できるのかについても、さまざまな事例が紹介されました。完成した3Dデータを見るだけではなく、撮影、生成、表示、体験、業務活用までを一度に知ることができるイベントとなりました。XGRIDSが描く3DGSとデジタルツインの可能性XGRIDS JAPANからは、XGRIDSの製品や技術の歩みとともに、3DGSやデジタルツインの今後の可能性についてご紹介いただきました。現実空間をスキャンしてデジタルデータとして記録し、さまざまな業務やサービスへ活用していくというXGRIDSの考え方が紹介され、3DGSが今後どのような分野へ広がっていくのかを考える機会となりました。空間をデジタル化するだけでなく、取得したデータをどのように現場や新たな体験へつなげていくかという視点も印象的なセッションでした。XGRIDS JAPANのXアカウントはこちら「3DGSとは」基礎から解説Design Studio Butterfly Effectのイトウユウヤ氏からは、「3DGSって何?」をテーマに、3D Gaussian Splattingの基本的な仕組みや特徴について解説いただきました。従来の3D表現との違いや、撮影した写真・映像から3D空間を生成するまでの流れ、活用が期待される分野などが紹介されました。3DGSを初めて知る方にとっても、技術の概要や魅力を分かりやすく理解できる内容となりました。イトウユウヤ氏のXアカウントはこちらXGRIDSの撮影から3DGS生成までを紹介 株式会社アクティブリテックからは、今野が「XGRIDSの撮影方法~LCCでの3DGS化」をテーマに登壇しました。XGRIDS製品を使った撮影の基本や、撮影時に意識したいポイント、取得したデータをLCCで処理して3DGSを生成するまでの流れをご紹介しました。完成した3DGSを見るだけでなく、「どのように撮影し、どのような工程を経てデータが作られるのか」を知っていただけるセッションとなりました。株式会社アクティブリテックのXアカウントはこちらMeta Quest 3での3DGS表示に挑戦 株式会社palanの寝る間をオシム氏からは、Meta Quest 3単体で3DGSデータを表示する取り組みについてご紹介いただきました。セッションでは、比較的大きな3DGSデータをスタンドアローン型のXRデバイスで表示するための工夫や、実装を進める中での試行錯誤が共有されました。PCに接続せず、Meta Quest 3だけで3DGSを体験できる可能性が紹介され、今後のXRコンテンツへの展開を感じられる内容となりました。寝る間をオシム氏のXアカウントはこちらVision Proとロボットを組み合わせた3DGS活用 ijiwarunahello氏からは、3DGSで再現した空間をApple Vision Proで表示し、ロボット技術と組み合わせる取り組みについてご紹介いただきました。3DGSを空間の記録や閲覧だけで終わらせず、シミュレーションやロボット開発などへ活用していく可能性を感じられる内容となりました。現実空間をデジタル上で再現し、ほかの技術と組み合わせることで、3DGSの新たな活用の広がりを感じさせるセッションでした。ijiwarunahello氏のXアカウントはこちら昆虫の細部を3DGSで残す「昆虫マクロ3DGS」YUMA株式会社の伊藤佑真氏からは、 昆虫を題材に、小さな被写体を3DGSで記録・表現する取り組みについてご紹介いただきました。建物や広い空間だけでなく、身近な物や細かな形状を持つ対象にも3DGSを活用できることが示され、展示や教育、デジタルアーカイブなどへの広がりを感じられる内容となりました。普段はじっくり観察することが難しい小さな対象を、さまざまな視点から楽しめる3DGSならではの表現も印象的でした。伊藤佑真氏のXアカウントはこちらブラウザから参加できるメタバース「XRift」sawa-zen工房のsawa-zen氏からは、ブラウザ上で利用できるメタバースプラットフォーム「XRift」と、3DGSを活用した空間展示についてご紹介いただきました。専用アプリを使用せず、さまざまな端末からアクセスできる仕組みや、3DGSデータをオンライン上で共有・体験する活用方法が紹介されました。3DGSをより多くの人へ届けるための、新しい見せ方を知ることができる内容でした。sawa-zen氏のXアカウントはこちらさまざまな3DGS活用を実際に体験当日は、セッション開始前の16:00から展示見学の時間を設け、XGRIDS製品や3DGSコンテンツを実際にご覧いただきました。セッション終了後には、展示見学・体験会・交流会を実施しました。参加者の皆さまには、各ブースで製品やコンテンツを体験いただきながら、登壇者や出展者へ直接質問したり、参加者同士で情報交換したりする時間を楽しんでいただきました。株式会社アクティブリテックのブースでは、Lixel K2、Lixel L2 Pro、PortalCam、LCCを展示し、各製品の特徴や用途の違い、撮影方法やデータ活用についてご紹介しました。そのほか、Apple Vision ProやMac向けの3DGSビューワー、ブラウザ上で体験できる3DGS空間など、さまざまな3DGS活用に触れられる展示が行われました。セッションで紹介された内容を実際の機材やコンテンツで確認できるだけでなく、業種や立場を越えて交流できる場となり、会場では活発な意見交換が行われました。3DGSの関心は「どう作るか」から「作った後に何をするか」へ今回のイベントを通じて特に感じたのは、3DGSに対する関心が、「どうすればきれいな3DGSを作れるのか」という段階から、「作ったデータをどこで、どのように使うのか」という段階へ進んでいることです。今回だけでも、3DGSの活用先として次のような事例が紹介されました。URLからアクセスできるブラウザメタバースUnityとLCC SDKを使ったイマーシブ展示Apple Vision Pro上での空間体験3DGS空間とロボットの連携Meta Quest 3単体での大容量データ表示昆虫標本など小さな対象物のデジタル保存測量・設備管理・デジタルツインへの活用同じ3DGSデータでも、表示するデバイスや組み合わせる技術、利用する業界によって、その価値や使い方は大きく変わります。3DGSは完成した空間を眺めるだけの技術ではありません。ブラウザ、XR、ロボット、AI、デジタルツインなど、ほかの技術と組み合わせることで、業務や体験を生み出すためのプラットフォームになりつつあります。こうした異なる分野の実践者が一つの会場に集まり、技術や事例を共有できたことが、今回の名古屋イベントの大きな成果だったと感じています。株式会社アクティブリテックでは、今後もXGRIDS製品の紹介だけでなく、3DGSの生成後の活用や、業種を越えた新しい取り組みについても発信してまいります。改めまして、ご来場いただいた皆さま、ご登壇・ご出展いただいた皆さま、誠にありがとうございました。